今更処女だなんて言えない
思いもしないセリフに
私は固まる。
「え・・・・・・」
「誰かに寄りかかってもいいんじゃねーの、?」
「なんで・・・?」
「いつも·····
見かけると、つまんなそうていうか
こっちがしんどいわ。
もっと楽しめよ、ってこと。」
全然分からない、この人。
全然分かってない、この人。
「何も知らないくせに言わない「だったら」」
"言わないで"を遮った彼は続けて言う
「その全て?教えて、話してくれってこと。
何をそんなに抱えてんだか知らねぇけど、
辛いなら分けろ、
てことでお友達から?
よろしくお願いします。」
なんてちょっと企んだように笑みを浮かべるんだ。