今更処女だなんて言えない
説明は簡単。
私は専らビッチと噂のため
男の子が(あわよくば身体だけでもと)寄ってくるのです。
教室戻ろ·····
「いつもいつも、大変そうだね。」
また知らない男子に声をかけられて振り返れば
「本当のこと、言わないの?」
「·····(誰?・・・何も知らないくせに?)」
「あれシカト?」
「どういう意味です·····(面倒なことになるのもな·····)
いや、ご心配なく。」
どういう意味かは確かめずにその場を立ち去った。
ただちょっとなんかその瞳に不思議な感覚を覚えただけ。
ガラガラ━━━━━━━━━━━━━━━
「美恋やっと戻ってきたー!
なーにー?また変な虫寄ってきたのー?」
と第一声目で当ててくるこの子は
入学してから仲良くなった(?)クラスメイトの友達、
相川 瑠璃 (あいかわ るり)
こちらの説明も簡単。
相川 あいかわ → 市川 いちかわ
で出席番号が前後なんです。
きっかけはそれと、