拾い物は危険な新婚生活のはじまりでした
第三章 お嬢様の横やり
成瀬の皆も帰りいつも通りの生活に戻っていた。

だが、最近また視線を感じる。そして、無言電話・・・。

以前のストーカー事件もあったので、奏さんに相談した。

「あ゛!いつからだ!」

「先週くらいから・・・」

それから司さんが部屋に呼ばれ、調べるように指示を出す。

「小春、少しでもおかしいことがあったら言え。それと、知ってる人間が

 マンションに来ても、俺に確認を取ってから応対しろ、いいな」

「はい」



奏side

小春が成瀬のお嬢だと分かり驚いたものの、小春を護るものが増えるのは

有難い。元々、縁のある成瀬の家だけに、両家とも歓迎ムードだ。

だが、小春が気になることを言い出した。

視線や無言電話・・・また、ストーカーか?

嫌、今回は違う気がする・・・そういえば、最近おかしな女が俺の周りを

うろちょろしている・・・。そいつか・・・。

司にそいつの動向を調べるように指示を出した。
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