拾い物は危険な新婚生活のはじまりでした
思えば、去年の11月路地裏に倒れていた奏さんを助けてから、再会し

付き合うことになって、ストーカーにあったり、婚約してからは傘下の

組のお嬢に拉致され全治3週間のケガをしたり、ケガも治りホッとした

ところで妊娠が判明し、結婚。

出会ってから1年もしない間の出来事に我ながらびっくりだ。

食事が終わり支度を整えた奏さんが、黒のスーツでリビングに戻ってきた。

「今日も組に行くのか?」

「はい、お掃除が終わったら行くつもりです。」

「無理はしないようにな」

「はい!」

今は、部屋のことをしてから、組に行って五月さんの手伝いをしている。

ピンポーン 奏さんの迎えの司さんがきたらしい

「じゅあ、行ってくる」「いってらっしゃい」チュッ

玄関での見送りの挨拶もいつものこと

奏さんを見送り、部屋の掃除を始めた

掃除も一通り終わり、徹さんに迎えに来てもらい桐生組へ向かった

「小春ちゃん、いらっしゃい!」

五月さんは奏さんのお母さんだけど、いつ見ても若々しくて可愛い

「お邪魔します。今日もお手伝いにきました」

「ありがとうね!でも、その前にお話があるの、こっちに来て」
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