拾い物は危険な新婚生活のはじまりでした
第五章 披露目
そろそろ披露目が行われる、披露目の日を来週に控えたその日、桐生組に
奏さんと呼ばれ行くと、お母さんがいた。
「お母さん、どうしたの?」
「今日は、五月さんとあなた達とで、安産祈願に行こうと思ってね」
そういえば、安定期の戌の日に行くと言ってた気がする。
お母さんも一緒なんて、嬉しい!
安産祈願で有名な神社に向かった、社殿で祈祷をしてもらい、“腹帯”と
安産祈願のお守りを購入した。2人に“男の子”ですと告げると、2人の目が
キラリと光った気がする。
「じゃあ、買い物に行くわよ!」五月さんの号令と共に車はいつもの百貨店へ
お母さんと五月さんは、キャッキャと男の子の服を選び始める
あまりの勢いに、私も奏さんもポツンと取り残されてしまい、お互い顔を見合
わせて、笑ってしまった。
この子は、皆に愛されているなぁ・・・。
買い物が終わると、「来週は、皆で来るわね」と言い残し、お母さんは帰って
行った。組の座敷には、たくさんの買い物袋・・・。
絶対、買いすぎです!
お父さんもお腹の子が男の子と知って、跡取りかと喜んでいた。
「そうそう、小春さんにはお父さんが二人になったろ。呼び方に困るとなんだから
俺の事は“パパ”でいいぞ、俺も小春と呼ぶからな」と二かッと笑った。
「チッ!」奏さんの舌打ちが聞こえたが、「はい」とこたえた
奏さんと呼ばれ行くと、お母さんがいた。
「お母さん、どうしたの?」
「今日は、五月さんとあなた達とで、安産祈願に行こうと思ってね」
そういえば、安定期の戌の日に行くと言ってた気がする。
お母さんも一緒なんて、嬉しい!
安産祈願で有名な神社に向かった、社殿で祈祷をしてもらい、“腹帯”と
安産祈願のお守りを購入した。2人に“男の子”ですと告げると、2人の目が
キラリと光った気がする。
「じゃあ、買い物に行くわよ!」五月さんの号令と共に車はいつもの百貨店へ
お母さんと五月さんは、キャッキャと男の子の服を選び始める
あまりの勢いに、私も奏さんもポツンと取り残されてしまい、お互い顔を見合
わせて、笑ってしまった。
この子は、皆に愛されているなぁ・・・。
買い物が終わると、「来週は、皆で来るわね」と言い残し、お母さんは帰って
行った。組の座敷には、たくさんの買い物袋・・・。
絶対、買いすぎです!
お父さんもお腹の子が男の子と知って、跡取りかと喜んでいた。
「そうそう、小春さんにはお父さんが二人になったろ。呼び方に困るとなんだから
俺の事は“パパ”でいいぞ、俺も小春と呼ぶからな」と二かッと笑った。
「チッ!」奏さんの舌打ちが聞こえたが、「はい」とこたえた