拾い物は危険な新婚生活のはじまりでした
だけど、夜中も3時間毎に泣く蓮に中途半端な眠りが繰り返され、ボー

として過ごしていると、「寝なさい!」と五月さんとお母さんに蓮が

連れていかれ、私はベットに横になった。

スッキリした感じで目が覚めるとすでにお昼をすぎていた、蓮は大丈夫

だったのだろうか?

母屋に行くと、二人が蓮をあやしていた。

「おっぱいが張ってきたら、哺乳瓶に絞っておいて、それを飲ませるように

 するから、小春はできるだけ体を休ませなさい。今は、ミルクをあげた

 ところだから大丈夫よ。」

「ありがとう、お母さん・・・」

夜は、お母さんから教えられミルクを足すと朝までぐっすり寝てくれる

ようにもなった。

お母さんが帰る頃には、新米ママの私は、皆に助けられながら少しずつ母親

らしくなっていった。
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