拾い物は危険な新婚生活のはじまりでした
奏さんの話に落ち込んでいると、

「小春、俺たちのような人間の周りには俺達自身ではなく、若頭という立場

 やブランド、金を目当てに寄ってくる欲深い奴らばかりだ。

 小春の様に、俺自身を見て愛し合える相手に出会えた俺はラッキーなんだ

 隼人も今まで、そんな相手に出会えなかっただけだ。」

「・・・・・。」

「今回小春に紹介するってことは、本気なんだろ。

 大事な兄貴が見つけた相手だ、将来は西のトップの姐になる、小春と同じ

 立場だ。

 家のお袋と小夜さんみたいに仲良くなれるといいな」

私の頭をポンポンして微笑んでくれた。

「あー!!」

「ほら、蓮もそうだーって言ってるぞ」

「はい!私のお姉さんになる人なら、私も仲良くしたいです!」

「あー!!」

家族揃って顔を見合わせ笑いあった。







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