拾い物は危険な新婚生活のはじまりでした
食事が終わると、遊んでいた蓮が眠っていた。

蓮を布団に寝かすと、奏さんの目が色気を含んだ獣の目になった気がした

「小春、ゆっくり二人で風呂に入ろう」

私も、お酒なのか雰囲気になのか酔ってしまったようで、奏さんと触れあい

たくて堪らなくなり、素直に頷いていた

淡い光の中で入る露天風呂は幻想的で、打ち寄せる波の音が心地よいBGMに

なって気分を盛り上げる。露天風呂の中では、奏さんの脚の間に腰をうずめ

後ろから抱きしめられた状態で、二人の感触を確かめ合う。

子供を産んでからも、こうして変わらず私を求めてくれる奏さん

母でありながらも、女としての喜びを感じずにはいられない

どのくらい求め合っていたのか、蓮のぐずる声でハタと現実に戻る

浴衣を羽織り、ぐずる蓮のもとに向かった

朝まで眠るように、オムツを替え、ミルクを飲ませるとまたスヤスヤと

眠りについた。

やれやれといった顔で蓮を眺める奏さんに可笑しくなって笑ってしまった

「ミルクをたっぷり飲ませたので、きっと、朝まで起きないと思いますよ」

と笑顔で伝えると、直ぐにさっきまでの野獣に戻ってしまった

たっぷりと朝方まで翻弄され続け、次の日は案の定寝不足だった

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