命に変えても守りたいもの
そんな力あるはずない。

「でも…!」

反論しようとすると
少年はいきなり
私の首筋に触れ…

「ここに、蝶の模様がある。
それが、巫女である証拠だ。」

は…?

蝶の模様?

それは、ただの痣でしょ?

私には物心ついたときから
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