命に変えても守りたいもの
首筋に痣があった。
たいして気にしていなかったけど…


「仮に私が巫女だったとしても、
全国で最強の力なんてあるはずない!」


そうだよ。
私は何も出来ない。
出来ていたら、きっと、さっきのようなことも、自分で何とかできた。


「それは、お前の母である、
椿様がお前の思い出に蓋をしたからだ
。」
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