命に変えても守りたいもの
「だが、この、記憶を思い出すということは、巫女として、生きていくという事だ。今の生活を捨て、全ての人々の幸せを願い、闇の力と戦う。それが、巫女の役目。記憶を捨て、今の生活をこれからも続けていくことだって、間違いじゃない。そうなったら、俺が全力でお前を守る。」

少年は冷静で、だけど、どこか切なそうで、そんな、悲しげな瞳をどこかで見たような気がした。
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