命に変えても守りたいもの
やめてよ、お母さん。

私のためなんて、

お母さんは、死ぬ覚悟だったの?

『分かりました…』

『ありがとう。』

安心したように、でも、
どこか、悲しそうに、
微笑んだ。

『この子は、きっと、辛い思いをたくさ
んする。私が最後に出来ることは、
この子が巫女としてではなく
1人の人間として、女の子として
生きる事が出来るように、
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