命に変えても守りたいもの
「海斗、愛未を頼んだぞ。」

俺は、もう、頷く事しか出来なかった。

あやめ様は愛未の前に座り、
愛未の心臓の方に手を当てた。

「我の巫女の力、今まさに人に与える時
この力を使いて、世界を人々を救え。
今、お前に全てを託す!」

そして、愛未の体は光に包まれた。

あやめ様はニッコリ笑いその場に倒れた。

「あやめ様!!」
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