命に変えても守りたいもの
もう、あやめ様の心臓は動いていなかった。

だが、その顔はとても、朗らかで
幸せそうだった。

また、涙が溢れてくる。

「お疲れ様でした。あやめ様。
愛未は必ず、俺が守ります。
ゆっくりお休み下さい。」

そう、言って、布団をしき、
そこに、寝かせた。

必ず、愛未を守らなければ…
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