Sucre' amour
「全然、嫌じゃないですよ」

夢芽は声を震わせながら、フランシスを見つめる。互いの顔は赤く、体に触れていないのに心臓の音が聞こえてきていた。

「私は、あなたにずっと恋をしています。あなたのことがーーー」

夢芽が言い終える前に、フランシスがそっと夢芽の口に手を当てる。その顔は相変わらず真っ赤だが、その目はどこか嬉しそうだ。

「こういうのは、男の僕から言うべきですよね」

Je t'aime au dela' de la raison(考えられないほどに君を愛している)という言葉とともに、優しく互いの唇が重なった。
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