ﾓﾝｽﾀｰﾊﾝﾀｰﾙﾁﾌｪﾙ
「そんじゃ、ここは１つ依頼を受けてもらうか！」

「これは？」

「ふ～ん、なるほどねぇ。村長もなかなか意地悪なもん出してくるじゃん！」

　村長がレインに渡した依頼書をシックルが覗き込むと、納得した素振りを見せる。



「じゃあ行こうじゃないか新入り！」

　そのままシックルはレインを引っ張って、観衆に見送られながら竜車の待つ村の入り口へと向かったのだった。



　・　・　・



　その頃、アレックとルチナはそれぞれ狩場に到着し、それなりに準備をしてこれまた村の人たちがこしらえてくれたキャンプを出発して、アレックは暑い日ざしが照りつける広大な砂漠へ、ルチナは天高く伸びている木々が生い茂る密林へと二人は足を踏み入れたのだった。



「よし行くか！」
「よし行くわよ！」



　・　・　・



　そうしてアレックとルチナが狩りを始めた時、レインはシックルにボウガンの扱い方を一から教えてもらっていた。

　なぜか隣にはペイルが付いて来ていた。

　ペイル曰く、

「ご主人様を守るのが僕の役目でもあるのニャ！」

　と言っているが、確かこの前レインがランポスに襲われそうになってた時、ペイルはそのご主人様の後ろに隠れていたような気もしないであったレインだった。
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表紙・目次

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