モンスターハンタールチフェル
 ペットが飼い主に似るとはまさにこの事だろう。



「……っと、まぁこんなもんだな。
 後は実戦で慣れるしかないだろう。
 まあ、がんばりな!」



 その後もレインは聞かされた事を忘れないようにと、何回も繰り返し呟いていた。

「旦那様、到着したニャ!
 後は皆さんが帰って来るまでここで待ってますニャ」

 レインたち一行は先日、アレックと一緒に来たばかりのあの森丘に来ていたのだった。



 二人はキャンプへと急な斜面を滑り降りる。

 結局、ペイルは竜車の中で待っている事にした。



 レインは早速支給品ボックスの中身を拝見すると、その中から応急薬と携帯食料に地図を取り出す。



「よしこれさえあれば大丈夫!」

「バカもん!
 ガンナーがボウガンの弾丸持たないでどうやって戦うってのさ!?」

 シックルはレインに怒鳴りつけ、ボックスの中のボウガン専用の弾、〝通常弾Lv1〟を取り出してレインへとその箱を投げ渡した。



「あわわわっ!!
 あ、危ないじゃないかぁ~」

 レインは少し怒り気味でそう言い返したが、シックルの一睨みでビクつく。
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