モンスターハンタールチフェル
「今度は何?!」

 突進が来ると思い、すぐさま後方に逃げる準備が出来ていたが別に何もなかった。

 おかしいと思い、臭いを辿ってみるがなぜか位置を特定できない。

 普段なら同じエリアにいてその姿が見えなくてもハッキリと位置を把握できるのだが、どうやらそれもオオナズチは覆していた。

 このエリアにいることは確かなのだが、全く見つけることが出来ないでいた。

(まさかここまで苦戦するなんて…)

「シャァァァァァ!!」

 突然アンの後ろにオオナズチの姿が現れ、慌てて振り向いたが遅かった。

 今度は左脇腹にフックを食らい、激痛が走ってまたもや吹き飛ばされてしまった。

「はあぁあっ!!」

 さすがにキリンシリーズでも古龍の連撃には答えた。体中激痛が走り目の前がぼんやりとしてきていた。
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