モンスターハンタールチフェル
 レインは止めに入ってきたが、レインに言われなくても止める所だった。

 ここでケンカしていてもただ時間の無駄になるだけだし、怒鳴るだけで余計に暑くなるからだ。

「とりあえず支給品の中身を見てみましょ!」

 そして三人はキャンプを離れて支給品ボックスの元にとぼとぼと歩いて行き、蓋を開けてみた。

「良かった、クーラードリンクが入ってるな」

「これで暑さをしのげるわ」

 そして三人はクーラードリンクを手に取ってその場で飲み干した。

「あ~、生き返る~」

 すると三人の体は中から涼しくなり、熱気を全く受け付けなくなった。

「それじゃ、みんな行くわよ!」

 とりあえず支給品を全て取って三人で分けて、余った分はレインが持つ事になった。

「行くって言っても当てはあるのか? クーラードリンクはもって三時間だぞ、こんな広い砂漠をさまよっているうちにクーラードリンクが切れたらその時は暑さで倒れるのが落ちだぞ」

「それじゃあどうするのよ、地図を見る限りほとんど砂漠と荒地なのよ!? それにダイミョウザザミはほとんど砂漠地帯にいるんだから、どっちみち長い道のりを歩かなくちゃいけないのよ」
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