モンスターハンタールチフェル
 なんかルチナが全てを仕切っているようだが、別にそれでもかまわなかった。

 特にこれといって反論することもなかったのでアレックは素直に従った。

(前まではルチナに助けてもらってたしな、それにルチナはこういうのがお似合いだ)

 レインはいったん立ち止まり、ボウガン、ジェイドテンペストを構えて弾丸を装着すると、照準をダイミョウザザミへと向ける。

「アレック、あなたは右足をやって! あたしは左足を狙うわ!」

「分かった!」

 そしてアレックはダイミョウザザミの足元に近寄ると、大剣を後ろで構えて力を溜めた。

 どうやらダイミョウザザミはまだこちらに気付いてなく、食事を続けていた。

「はぁあああ!!!」

 アレックは力いっぱいに大剣を赤い足目掛けて振り下ろした。

「クガガガガガガ!!」

 ダイミョウザザミは足を一本失って、その場に転んでジタバタしていた。
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