モンスターハンタールチフェル
「はあ、はあ、はあ、」

 アンは肩で呼吸をして、ボロボロに刃こぼれをしている双剣リュウノツガイを握り、走りながらまたしても攻撃のチャンスを窺う。

「ギュルルルルル!!」

 すると突然オオナズチが空高く舞い上がって、そのまま何処か遠くに行ってしまったのだ。

「どうやら、依頼成功のようだな」

「ふぅ~、一時はどうなるかと思ったわ」

 二人はその場にぐったりとして体中の力が抜けていくような感じがした。

 多分オオナズチとの激戦での極度な緊張が解けての脱力感から来るものだろう。

 こうして二人はようやく依頼を終え、歩いてキャンプ場へと向かって行ったのだった。

 その後、報酬として交戦中に落としてった皮やら爪やらを貰う事が出来た。

 こうして近くで見てみると以外と不思議な色彩だった。
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