モンスターハンタールチフェル
(っく、なんて衝撃!?)

 構えた大剣を伝って両腕を通り、肩まで達して体が振動する。

 そして予想以上の衝撃により、後方へと吹き飛ばされる。

「っぐ!!」

 大剣の重みがズッシリとのし掛かるも、どうにか踏ん張って状態を持ちこたえた。

「アレック、大丈夫か?」

 ライナスはプリルを助けながら、リオレイアの尾撃をかわしていた。

「どうにか…」

(よし! 叫びの対処はできた)

 これならひるんでいる時に不意打ちを喰らうことは無くなったが、

「あとは、奴にどう近づくかだな」

 さっきからあの場所で、尻尾を振り回したり、火球をがむしゃらに発射していて、まったく近づけないでいた。

「アレック! 三方向から挟むよ!」

 プリルは腕を振ってこっちに来るよう合図し、自分はリオレイアの後方へと回り込む。
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