モンスターハンタールチフェル
 見ると、そいつはさっきの奴らと同じ黒い服装に身を包んだ男だった。

「それに、久しぶりってどういうこと?!」

 記憶の中に、フードをかぶった怪しい知り合いは思い付いても1人しかいない。

 そう、シックルだ。

 それに、失った記憶にいたとしても、そいつは悪人に決まっている。



「冗談だろ? この俺を忘れたとは言わせない。あの時からお前ら2人は俺の永遠のライバルだからな」

 何を言っているのか、2人にはサッパリだった。

 なんせ、記憶喪失なのだから仕方がない。

「悪いけど、私、今記憶喪失なの。だからあんたみたいな人、見た覚えも聞いた覚えも無いわ」

「……ルチナ気をつけて、あいつ、太刀使いだよ。今の僕たちじゃ相手にならないよ」
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