モンスターハンタールチフェル
 しかし、今ここにいるアプトノスは人間に飼いならされた種類で、村や町と狩場とを行き来するための移動手段として力を借りているのだ。



「あんたかニャ?
 ドスランポスを退治しに行くっていうハンターさんは?」

 アプトノスの後ろに目をやると、そこにはアイルーが一匹、竜車の操縦席にちょこんと座っていた。

「え、ペイル?
 何やってるのそこで?」

「ペイル?
 何を言ってるニャ、僕はトレバーっていうニャ。
 今回は旦那たちを狩場に案内するのが役目ニャ」

 ペイルと見間違える程そっくりなアイルーがそう説明すると、アレックたちに速く乗るよう急かした。



「って、レインもついて来る気か?」

「え?
 一緒に行っちゃだめなの?」

(んなっ!)
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