モンスターハンタールチフェル
「だから、以前起こった飛竜の大量虐殺による生態系の激変が何よりの証拠だ」

 黒龍は無念に散っていった飛竜たちの怨念の集合体?

 殺された仲間たちの恨みを晴らすべく現れた、復讐のための悲しい存在。



「……ホントに悲しい話だ。まるで、俺たちと同じ存在だ。お前も、そう思うだろ?」



 復讐のための存在……



 あたしたちは、殺戮のための存在……?



 ……違う。

 少なくとも、あたしは違う。



「あたしは、そんな悲しい存在じゃない…… あんたなんかと一緒にしないで!!」

 ルチナは叫んだ。

 とにかく、あたしは誰かを悲しませる存在にはなりたくない。

 いや、絶対になってたまるもんですか!

 あたしには仲間という、手放したくない存在がいる。
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