モンスターハンタールチフェル
「何にせよ、あまり時間は残されていない。黒龍の復活だけは絶対に阻止する!」

 何がなんでもルチナは助け出してみせるさ!



「ンフフ♪」

 アンに笑われてしまった。

 何か可笑しなことでも言っただろうか?



「ごめんなさい。別に可笑しくて笑った訳じゃないの。ただ……」

 ただ?

「アレックもずいぶん変わったなって思って……」

「そ、そうかな?」

「そうよ。私たちが見る限り、かなり成長してると思うわ。なんかこう、リーダーっぽい感じが漂ってる」

 そう、かな……?

 ノアも頭を上下にコクコク頷いて肯定の仕草をしてみせた。

「そうだろうな。ハンターの風格が出てきた」

 それはこの立派な防具のおかげだろう。

「ううん、外見的なものもそうだけど、内面がすごい変わったわ。アレックの仲間を思う気持ち、すっごく心に響いた」
< 495 / 645 >

この作品をシェア

pagetop