白衣の先生に恋しました。
なんで…
なんで、目閉じてんだよ…!


「……」


「陽奈…?」


嘘だろ…?


「…っ!陽奈!?しっかりしろ!!」


なんで、返事してくれないんだよ…


もう、この頃の陽奈ちゃんは俺の足の間に
座り込み、ぐったりと俺にもたれかかって
力が入っていなかった。


「陽奈!!!」


肩を揺さぶったり、頰を優しく叩くけれど
反応してくれない。


ただ、傷から血が流れ、白のブラウスが
真っ赤に染まっていくだけで。


「陽奈!!!」


「しっかりしろって!!」


「すいません!誰か!
救急車呼んでください!!
お願いします!」


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