白衣の先生に恋しました。
こんな風に手が震えて、怖くなって、
人に心配されるなんて考えた事も無かった。


「歩ける?歩けるなら早く車に乗った方が
良いよ…」


「行けます…大丈夫…」


「じゃあ行こうか。無理しなくて大丈夫
だから怖くなったら止まって良いよ」


そう言われたけどなんとか先生の後を
必死に追いかけるように歩き、駐車場まで
来た。


「ちょっと待ってね…散らかってて。」


先生の車は黒の可愛い車で
散らかっててと照れながら言ってたけど
ちらっと見えた中は全然綺麗だった。


< 225 / 425 >

この作品をシェア

pagetop