白衣の先生に恋しました。
先生は私の気持ちなんて無視して言葉を
発した。


「え…?」


「俺のせいだね。ここまで追い詰めたのは…
本当ごめん」


追い詰めたって…


そうだ。私、先生に酷いこと言われて…


「あれ…が、本心なんですね…」


掠れて今にも泣きそうな私の声が
部屋に響く。


「違う」


「私が居たら迷惑なんでしょ…っ?
今までのは嘘…?」


今までの笑顔も


美味しいココアも


綺麗な切り絵も


ただ楽しい夢を見ていただけ?


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