白衣の先生に恋しました。
全部、私の勘違いだった。


そんなの今思い返してみれば先生が
言うわけない事なのに。


でも、あの時は本当に辛くて堪らなかった。


もう私の気持ちを分かって温もりを
与えてくれる人はいないと思って


もう生きてる意味も私の価値も無いと思って。


「ううん、陽奈ちゃんは何にも悪くないよ。
俺が全部悪いから、何も考えないで」


先生だけが全部悪い?
そんなはずない…


むしろ、私だけだよ。
こんな事になったのも私だけが悪いんだ。


< 371 / 425 >

この作品をシェア

pagetop