白衣の先生に恋しました。
「ほら…泣かないで…。
熱上がっちゃうよ」


「ごめん…先生。
私ッ…酷いこと言った……」


先生なんか大嫌い、って。


心の中と正反対の事をキツく言った。


あの時はもう、自分の事で精一杯で
先生の顔なんて見てなかったけど…


きっと…いや、絶対
傷ついた顔してたよね。


「ごめん…せんせっ…」


それなのに、先生は私を自分の家に
入れて看病してくれる。


もう、謝ることしか出来ない。


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