白衣の先生に恋しました。
「てか、なんで階段まで来るんだよ」


「もし誰かに家のこと聞かれたら…ね?」


これ以上、お父さんの事を聞かれたら…


「あー…」


ーークラッ


「っ…あ…ごめっ…孝…」


「え、どうした?貧血か?」


急に孝の顔が歪んだと思ったら、
階段全体が歪んで立っていられなくなった。


「…っ…」


「大丈夫か…。
目眩するか?」


「…ん……」


「壁じゃなくて俺に体あずけろ。
気、使わなくていいから」


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