白衣の先生に恋しました。
そう言われてテーブルの上に置かれたのは
ふんわり卵の、卵とじうどんだった。


「わぁ…」


どこか、お店に出て来そうなうどんを前に
私は目を輝かせた。


「んふふ…じゃあ、食べよっか」


「「いただきます」」


ツルツル…と、うどんをすすると
口一杯に広がるまろやかな卵と出汁の味。


「美味しい…」


「そう?良かった!口に合って」


先生は凄いね


顔も性格もカッコよくて料理もできるなんて。


そう思った後は、ずっと先生とお話して。


好きな食べ物は何?
好きなアーティストは?
嫌いな食べ物は何?   って。


嫌いな食べ物が一緒だと知ったときは
すごく嬉しかった。


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