白衣の先生に恋しました。
「もう俺の前で死にたいなんて
言わないで…」


陽奈ちゃんがこの世から居なくなって
しまったら…もう、学校に働きに行けない。


何もかもが狂ってしまいそうで怖い。


「居なくなっちゃダメ…っ」


気がつくと涙を静かに流しながら寝ている
陽奈ちゃんに、ひたすら話しかけていた。


彼女の涙はずっと静かに流れ続けている。


辛い?


苦しい?


本当は打ち明けて欲しいけど、迷惑だと
思って話してくれないのを俺は知ってる。


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