好きです─。*恋物語*《短編》
告白─。

今日は一人でお父さんのお見舞いに来た私は、腕時計を確認する。

『…15時だから…リハビリかな?』

足早に一階のリハビリテーション室に向かった。

リハビリ室の一角でお父さんともう一人。

長身で、色白な綺麗な肌、顔は小さく切れ長の二重の目、目鼻立ちの整った容姿端麗な彼が居た。
そして、胸がトクンと音を立てる。

(やっぱり格好いいなぁ……。)
私が気になってる…というか恋してる人だから、
顔を見るだけで嬉しくて、つい頬っぺたの筋肉が緩みそうになる。ぐっと頬っぺたに力を入れて私はその人の名前を呼んだ。
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