好きです─。*恋物語*《短編》
「…女性に対して、ましてや患者様の家族に対してこんな安心感と依存性を感じる様な事は俺の中で有り得ない事だったのに、あなたは違った。…こう思えるのは貴女だからなのかもしれないですね♪」
彼はとても幸せそうに微笑み、私も私で連れて微笑み返した。
好きな人を見るだけでも幸せな気持ちになれるけど、想いが通じ合った瞬間も幸せになれるんだね。
胸が一杯になって…幸せとか喜びとか愛しさが溢れ出てきそう。
「まだまだ知らない事が多いですが…知っていく事も、あなたと一緒に居る事も、楽しみだと思える毎日になるんじゃないかって、勝手に思ってるんですけどね。」
『そ、それは私だって同じですっ!』
「ははっ、相思相愛ですね?」