強すぎる彼女と優しすぎる彼
プロポーズ
「俺は決めた」
「ん?」
龍仁は司と呑んでいた。
「佳子にプロポーズする。北海道に行く。佳子と」
「そっか。」
「失えないって思った。佳子のこと放っておけない。そばにいたいんだ俺が。」
龍仁がグイっと日本酒を呑むと司はジョッキに残っていたビールを飲みほした。
「決めたんだな。」
「あぁ」
「すごいな、お前はやっぱり」
「司は?」
「俺は・・・独立はあきらめる」
「・・・そっか」
お互いの葛藤が分かるからこそ、それ以上はお互いに話さなかった。
司とわかれ帰宅するとリビングのソファで体を小さく丸めるようにして眠る佳子がいた。
龍仁は佳子の頬を撫でそっと口づけをした。
「お酒臭い」
「ごめん」
佳子は起き上がると龍仁の手を引いて浴室に向かった。
「一緒に入るのか?」
龍仁の言葉にうなずく佳子。
「ん?」
龍仁は司と呑んでいた。
「佳子にプロポーズする。北海道に行く。佳子と」
「そっか。」
「失えないって思った。佳子のこと放っておけない。そばにいたいんだ俺が。」
龍仁がグイっと日本酒を呑むと司はジョッキに残っていたビールを飲みほした。
「決めたんだな。」
「あぁ」
「すごいな、お前はやっぱり」
「司は?」
「俺は・・・独立はあきらめる」
「・・・そっか」
お互いの葛藤が分かるからこそ、それ以上はお互いに話さなかった。
司とわかれ帰宅するとリビングのソファで体を小さく丸めるようにして眠る佳子がいた。
龍仁は佳子の頬を撫でそっと口づけをした。
「お酒臭い」
「ごめん」
佳子は起き上がると龍仁の手を引いて浴室に向かった。
「一緒に入るのか?」
龍仁の言葉にうなずく佳子。