強すぎる彼女と優しすぎる彼
「ま、俺は俺で先にかわいい奥さんもらえたし、あいつとは違うけど、企画を実現させるために役に立てるように土台作る側で頑張ろうと思ってるよ。やりがいも感じてるし。」
龍仁なりに仕事や自分の生き方を考えていたんだと改めて思う佳子。
「そういう話、なんかいいね。」
「ん?」
佳子の言葉に龍仁は佳子の方に体を向けて佳子を抱きしめる。
「そういう話。」
「そうだな。ちゃんと俺たちは俺たちの方法でコミュニケーションとって幸せ掴んでいこうな。」
「うん」
二人はお互いにお互いを抱きしめながら眠りについた。
< 140 / 198 >

この作品をシェア

pagetop