強すぎる彼女と優しすぎる彼
「私の会社は小さな小さなまだ、始まったばかりの会社です。私だけの力ではイベントを実際に開催するに至らなかったと思います。たくさんの方のご尽力をいただき、実現しました。一番は町おこしの企画を真剣に北海道の広大な景色のように広い心でどんとかまえて支援してくださったみなさんの力と思います。北海道の大自然の中でなければ今回のイベントは実現しませんでした。私自身の夢を実現していただいて本当にありがとうございます。そして今回のイベントはある人へのメッセージを込めています。その人にこのイベントで届けたかった想いが届けばイベントが成功したと私は思えます。その人への感謝と想いを込めながら受賞スピーチとさせてください。夢のような時の魔法を永遠にあなたと・・・いたい。それがこのイベントに込めた私の想いです。本当にありがとうございました。」
司は堂々とスピーチをしてから深々と頭を下げて降壇した。

佳子は司のスピーチに泣きそうになるのを必死にこらえた。
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