強すぎる彼女と優しすぎる彼
後輩からの指摘に佳子が立ち止まると
「なんか、無茶苦茶っていうか。いつもの冷静さにかけるっていうか…。すみません、生意気言って。」
後輩からの指摘が図星過ぎて佳子はなにも言い返せなかった。

~♪
「はい」
『元気か?』
夜。龍仁からの電話に佳子は出ていた。
『今どこ?』
「自分の部屋」
『そっか。もしかしたらまだ会社かもって思った。』
「そんなわけないでしょ。」
佳子はまだ会社にいることを龍仁にウソついた。
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