強すぎる彼女と優しすぎる彼
「付き合ってどのくらいだ?」
司の言葉にも立ち上がりデザートを選びに行った佳子に視線を向けたままの龍仁が答える。
「もうすぐ一年」
「そんなになるんだ」
「あぁ」
「ってことは付き合ってること半年以上も俺と桃に言ってなかったってことか」
「まぁな。独占したかったし。敵を欺くにはまずみかたからってな」
「?」
龍仁の話がよくわからず司が黙ると龍仁は視線を佳子に残したまま
「佳子のいいとこは俺だけわかっていればいい。野獣たちにお得な情報は絶対に回さない」
「少しでも注目されないように秘密にしてるってこと」
「そういうこと」
「だから俺が桃と付き合うって決めてから打ち明けたんだな?」
司は龍仁を見た。
龍仁は初めて司に視線を移して「まぁな」と笑った。
「お前って裏の顔をもってるよな」
「そうか?」
「あ~怖い」
「そんだけ俺も必死ってことだよ」
「はいはい」
司の言葉にも立ち上がりデザートを選びに行った佳子に視線を向けたままの龍仁が答える。
「もうすぐ一年」
「そんなになるんだ」
「あぁ」
「ってことは付き合ってること半年以上も俺と桃に言ってなかったってことか」
「まぁな。独占したかったし。敵を欺くにはまずみかたからってな」
「?」
龍仁の話がよくわからず司が黙ると龍仁は視線を佳子に残したまま
「佳子のいいとこは俺だけわかっていればいい。野獣たちにお得な情報は絶対に回さない」
「少しでも注目されないように秘密にしてるってこと」
「そういうこと」
「だから俺が桃と付き合うって決めてから打ち明けたんだな?」
司は龍仁を見た。
龍仁は初めて司に視線を移して「まぁな」と笑った。
「お前って裏の顔をもってるよな」
「そうか?」
「あ~怖い」
「そんだけ俺も必死ってことだよ」
「はいはい」