COLORS
長い坂道を上り終えれば、
学校の校舎と正門が見えた。
正門前に立っている警備員さんに生徒証を見せて校内に入れてもらった。
この学校は一応私立なため財閥のお嬢様やお坊ちゃまなどが通っているため安全面に関してはとにかくウザすぎるほどうるさい。
ま、あたしからしたらどうでもいい話なんだけどね。
校舎の中に入り革靴から上履きにはきかえた。
螺旋階段を上るともう休み時間になったのか廊下にたくさん人が居て騒がしかった。
「稀月ーっ!」
廊下を歩いているといきなり後ろから抱きしめられた。
振り向かなくてもこの声だけでわかる。
「詩歌…。今すぐ離れて。」
あたしに抱き着いてきた女の子は、森川 詩歌 モリカワ シイカ。
あたしの親友であり、よき理解者。詩歌は背も小さくて眼も二重でスゴク可愛く優しいから、男子にとてもモテモテ。
本人は他人のことには鋭いのに自分のことは鈍感だから全くと言っていいほど気付いてないけどね。
「もうっ!何で遅刻してきたのよ。休みかなって心配したんだからねー。」
頬を少し膨らませて言う詩歌に可愛いと思ってしまった。
「寝坊しちゃったのよ。ゴメンね?」
学校の校舎と正門が見えた。
正門前に立っている警備員さんに生徒証を見せて校内に入れてもらった。
この学校は一応私立なため財閥のお嬢様やお坊ちゃまなどが通っているため安全面に関してはとにかくウザすぎるほどうるさい。
ま、あたしからしたらどうでもいい話なんだけどね。
校舎の中に入り革靴から上履きにはきかえた。
螺旋階段を上るともう休み時間になったのか廊下にたくさん人が居て騒がしかった。
「稀月ーっ!」
廊下を歩いているといきなり後ろから抱きしめられた。
振り向かなくてもこの声だけでわかる。
「詩歌…。今すぐ離れて。」
あたしに抱き着いてきた女の子は、森川 詩歌 モリカワ シイカ。
あたしの親友であり、よき理解者。詩歌は背も小さくて眼も二重でスゴク可愛く優しいから、男子にとてもモテモテ。
本人は他人のことには鋭いのに自分のことは鈍感だから全くと言っていいほど気付いてないけどね。
「もうっ!何で遅刻してきたのよ。休みかなって心配したんだからねー。」
頬を少し膨らませて言う詩歌に可愛いと思ってしまった。
「寝坊しちゃったのよ。ゴメンね?」