空中庭園(短編)
「セタ…私の力…不思議な力、気持ち悪くないの?」


「…なぜ?」


「私は人と違う力があるから、ずっと迫害されたの…セタは、この力が気持ち悪くないのかなって、ずっと心配だった」


きっと二ヶ月前、酷い言葉を投げかけられたのだろう

アルは自分の手のひらを見つめて泣いていた


「気持ち悪くなんかない。アルの力は神の力だ。迫害するほうがおかしい」


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