Only you〜伝えたかった、たったひとつのこと〜
「でも・・・週末はデート欠かしたら、絶対にイヤだから、ね。」
そう釘を刺すと
『それはもちろん、約束する。と言うか、週末会えないなんて、俺の方が無理。』
なんて答えてくれるヒロくん。
今まで休みと言えば、家に籠もって、読書三昧だった人に、ここまで言わせたんだもん。これで充分だよ、ね。
それから、私達はいろんなお喋りをした。ほとんどが他愛もないことだったけど、そんな時間がとても楽しくて、そして幸せ。
時を忘れて話すって、よく言うけど、本当だ。気が付けば、もう日付が変わろうかという時間になっていて、おやすみ、また明日。そんな言葉を交わして、電話を切った。
「また明日。」
これまで、何回もそして何人もの人に、そう言って来たと思う。
でも、この言葉の重さ、尊さを今、改めて噛みしめている。この言葉を言えるありがたさが湧き上がって来て、そしてこの言葉をヒロくんに言える喜びを感じている。
(さぁ、明日も頑張ろう。ヒロくん、おやすみ。)
私は、彼に心の中でそう告げると、部屋の灯りを落とした。
忙しくも素敵な、そして大切な明日を迎える為に。
そう釘を刺すと
『それはもちろん、約束する。と言うか、週末会えないなんて、俺の方が無理。』
なんて答えてくれるヒロくん。
今まで休みと言えば、家に籠もって、読書三昧だった人に、ここまで言わせたんだもん。これで充分だよ、ね。
それから、私達はいろんなお喋りをした。ほとんどが他愛もないことだったけど、そんな時間がとても楽しくて、そして幸せ。
時を忘れて話すって、よく言うけど、本当だ。気が付けば、もう日付が変わろうかという時間になっていて、おやすみ、また明日。そんな言葉を交わして、電話を切った。
「また明日。」
これまで、何回もそして何人もの人に、そう言って来たと思う。
でも、この言葉の重さ、尊さを今、改めて噛みしめている。この言葉を言えるありがたさが湧き上がって来て、そしてこの言葉をヒロくんに言える喜びを感じている。
(さぁ、明日も頑張ろう。ヒロくん、おやすみ。)
私は、彼に心の中でそう告げると、部屋の灯りを落とした。
忙しくも素敵な、そして大切な明日を迎える為に。