運命が紡いだ物語
少しして陽向は落ち着いたみたいだった。

「花、走るの早いんだな・・。」

「陽向こそ!
リレーすっごいかっこよかった!!」

「ありがとう。
花の応援聞こえたよ。
だからめちゃめちゃ頑張れた。」

「聞こえたの?
みんないっぱい声出してたから、私の声なんか聞こえないと思ってた。」

「花の声は俺の耳が聞き逃さないよ・・」

ふふ

陽向はふざけたように言った。

よかった、陽向が元気を取り戻して・・

「俺、レギュラーになって部活の試合に出られたら、今度こそ、花にかっこいいとこ見せるから。」

「楽しみにしてる。
絶対に見に行くからね!」

「おう!」
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