運命が紡いだ物語
「結愛は私の親友でもあるし、いつかは話さないとと思ってた。
翔大には迷惑かけないようにするから。
私に言わせて?」

ずっと言いたかった。

結愛は私が心を許せた親友だから。


‥‥でもずっと思ってた。

私が全てを離さない限り本当の親友にはなれないって‥。

「‥‥わかった。
話すタイミングは花に任せるから。」

そう言って翔大は部屋を出て行った。


翔大も結愛も私にとって本当に大切な存在。

そんな二人が結ばれたらと思うとこんなに嬉しいことはない。

なのに、もし私のせいで二人の関係が壊れてしまったら‥。

そう思うと不安で仕方なかった。
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