運命が紡いだ物語
「一緒に食べよう!!」

私をチラッと見た陽向は川瀬くんにそう言って、川瀬くんの腕を掴んでその場に座らせた。

それから私たちは3人で買ったものを食べた。

川瀬くんは、最初のほうこそ猫を被ったように静かだったけど、

段々と打ち解けてくれて、明るい川瀬くんが見れてすごく安心した。

最近の川瀬くんは本当に静かで川瀬くんじゃないみたいだったから。


休憩時間が終わり、教室に戻ってからは本当に忙しかった。

接客をしたり、料理を手伝ったり、宣伝のために校舎をまわったり・・

でも、すごく充実した時間だった。

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