運命が紡いだ物語
あんまり眠れないまま、
翌日を迎えた。

電車で通学している私はいつものように駅で結愛と待ち合わせをして電車に乗った。

朝から明るい結愛とは正反対に私の心は不安でいっぱいだった。

結愛とは中学の頃からの親友で、
結愛なら大丈夫だって思っていたはずなのに
いざとなると怖くてしょうがない‥。

結愛はどう思うだろう?

傷つけてしまうかもしれない‥。

そしたら私は‥

「‥はな、‥花?
どうしたの。」

「‥あ、ごめん。何?」

「考え事?
なんか上の空みたいだったから。
大丈夫?
なんかあったら相談してね。」

結愛の優しい言葉が私の胸を締めつける‥。

私は結愛を傷つけたくない。

「うん。ありがとね」

私は、笑顔を作りそういった。

結愛にこれ以上心配をかけられないと思い、学校についてすぐに翔大に

『今日の放課後に話す。』

と、連絡をした。
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