運命が紡いだ物語
その日の昼休み、
いつものように4人でご飯を食べ終え
教室に戻ろうと私たちは片付けを始めていた。

「花と2人で話したいことがあるから、
陽向と結愛先に教室戻ってもらってもいい?」

翔大は、2人に真剣な表情で言った。

「うん‥わかった。
じゃあ、咲野君行こっか!」

結愛と咲野君が屋上を出ていくと、

翔大は誰もいないところに私を連れていった。

「今日の放課後に話すって、2人っきりではなすのか?
俺も立ち会おうか。」

やっぱり。

翔大がこのことを気にしているのはわかっていた。

でも、心配かけたくない。

「いや、2人っきりで話したいの。
翔大の気持ちは感づかれないようにするから安心して(笑)」

わざとふざけたように言うと、翔大は真面目な顔をして、

「わかった。」

とだけ言って屋上をあとにした。
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