運命が紡いだ物語
「結構かかったね。水。花大丈夫?」

イルカショーが終わって陽向がそういった。

え!?

こんなに濡れてたんだ・・

陽向に言われて初めて私はこんなに濡れていたことに気が付いた。

「うん!全然大丈夫!
それより、すごく楽しかった!!」

「よかった・・。」

そして、夕方になったのでそろそろ帰ろうと水族館を出た。

「花。」

「ん?」

「今日はもうちょっと付き合って。」

ドキ

陽向は真剣な表情をしていた。

その表情に私はきゅんとした。

「うん・・。」
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